不妊治療は倫理的な問題があるという意見について

世間一般に、子供は見た目に健康男女が普通の生活を送っていれば自然に授かるものと考える方が多いでしょう。

 

ですが、あまり知られていないかも知れませんが、8組に1組は“子供を授かりたくても授かる事が出来ていないカップルなんだそうです。

 

つまり。もしかしたらあなたの近くにいるごく普通のカップルも、頑張っているのに子供を授かる事が出来ていないカップルなのかも知れないんです。

 

ところが、不妊治療というと、人工授精や体外受精など“バイオテクノロジーが絡む命の世界”という事で、神様が決めた自然の摂理に逆らう行為というイメージを持っておられる方もいらっしゃるようですね。

 

その証拠と言っては言い過ぎかもしれませんが、どうしてもクローン技術などと同じように倫理的な問題があると感じる方も。。。

 

ですが、健康的なカップルが受ける不妊治療はれっきとした治療ですし、タイミング法などは夫婦の自然の営みに任せる考えに基づいています。

 

つまり、昔は分からなかったような受精卵、またはその前の段階の卵子や精子の健康状態を観察(モニタリング)出来る技術が確立されつつある事によって、妊娠の確率を上げるだけです。

 

体外受精(顕微授精とも言われます。)に関しては、バイオテクノロジーがかなり関わってくるとは思いますが、それにしても何年も苦労して、その挙句にカップルも安全な妊娠にこぎつける事が出来ず、結果として危険な妊娠になってしまう事も考えると、倫理というよりも安全性に対する考え方の違いという感覚が不妊治療を受けている当人にはあります。

 

もちろん、医師にしても治療技術にしても、また薬にしても完璧なものなど存在しないのが人間の身体に対しての話なので、先ほど言った安全性とは“あくまでも可能な限りの範疇”でという話になります。
子供が欲しい人けど授かる事が出来ず、悲しんでいる方すべてに不妊治療をおすすめするわけではありませんが、医師の説明など様々な条件も調べた上で“自分たち夫婦が最も望むべき道”を選択する事が出来るのが理想なのではないでしょうか。